
FRPとは繊維強化プラスチックの略です。
プラスチックに強化繊維を加えたことで、「鉄より強くアルミより軽い」といわれる軽さと強度を兼ね備えた素材であるのが大きな特徴です。
軽量であるため、重量が気になる場所。
例えば建物の屋上であったり、あるいはトラックに積む場合もFRP製タンクを選ぶメリットは非常に大きいといえるでしょう。
基本的にプラスチック製のため、金属に比べて成型がしやすく、特殊な形状を作ることはもちろんのこと、穴あけ等も容易です。
金属製タンクと比べ、形状の選択肢が非常に多くなっているのが特徴だといえるでしょう。
プールの滑り台。
いわゆるウォータースライダーには主にFRP素材が使われており、その成形の柔軟さがよく分かる事例だといえます。
また、金属製のタンクに比べて腐食や錆に強いことも挙げられます。
錆に強いため海水や潮風に当たることの多い場所、あるいは海中にタンクを設置する場合、FRP製タンクは非常に優れた性能を発揮します。
また、海水を貯蔵する際にもFRP製タンクを選ぶメリットは非常に大きいといえるでしょう。
加えて腐食に強いため、腐食液に対する耐食性も高いのが特徴です。
一般的にFRPは様々な素材の組み合わせが可能であり、それによって耐食性の高い素材によるタンクを作ることが可能となります。
予算や状況に応じて幅広い選択が可能なのは大きな魅力だといえるでしょう。
なお、金属製のタンクとして腐食性の高い素材としてはステンレスが存在します。